株式会社リヴァックス バイオガス発電プラントのCO2排出量ゼロを実現

株式会社リヴァックスは、トラッキング付非化石証書の導入により、西宮バイオガス発電プラントで使用するすべての電力を再生可能エネルギー由来電力に切り替えました。
2023年7月20日から食品廃棄物などの産業廃棄物を原料とするバイオガス発電事業をスタートしておりますが、このたびの取り組みにより2023年7月~2024年3月に同プラントで使用した電力はすべて再生可能エネルギー由来電力となる見込みです。
リヴァックスでは、バイオガス発電事業により、食品廃棄物の有効活用と社会全体のCO2削減をテーマに取り組みを進めています。2023年7月から発電事業をスタートし、2024年2月末時点でトータル2,009.17MWhの電気を地域電力として供給しました。同プラントの使用電力を100%再エネ化することで、同プラントで受託する産業廃棄物処理業務における実質CO2排出量ゼロを実現し、取引先である廃棄物の排出事業者のサプライチェーン全体でのCO2排出量削減にも貢献します。

導入した非化石証書の内容
カテゴリ :FIT非化石証書(トラッキング付)
購入先  :JEPX(一般社団法人日本卸電力取引所)
購入電気量:339,551 kW

西宮バイオガス発電プラントの概要
西宮バイオガス発電プラントでは、食品製造工程で排出される食品の加工残渣や期限切れなどで廃棄になる食品廃棄物をメタン発酵処理したときに生成するバイオガスを使って発電を行います。
都市近郊で商用のバイオガス発電施設としては阪神間で初の施設であり、食品リサイクルや再生可能エネルギーを身近に感じてもらえる施設として地域の環境学習の啓蒙拠点として活用しております。
また、メタン発酵により発生する残さ(消化液)は脱水後に、堆肥の原料としてリサイクルするとともに、発電した電気は全量FIT契約により地域電力会社に売却しています。