代表メッセージ Message

ホールディングスがプラットフォームになり、「五方よし」を実現する

弊社はホールディングス(持ち株)会社として運営しています。さらに事業会社の共通基盤(プラットフォーム)をホールディングス会社が担うことで、事業会社がより事業に集中できる環境をつくることが目的です。
グッドホールディングスの経営理念・ミッションとして「五方よし」を掲げています。近江商人が商売訓としていました売り手と買い手が共に満足し、また社会にも貢献できるのが良い商売であるという「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」に、事業に従事する社員を含む関係者が、自らの成長と豊かさを実感できる「手代よし」、次世代への責任と持続可能な社会の構築への取り組みとして「孫子よし」を加えたものです。廃棄物処理の枠にとどまらず、既存事業とのシナジー効果が期待できる新規事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に積極的に取り組み、企業グループとして持続的に成長していこうという姿勢を改めて表明しています。
グッドホールディングスのビジョンには、“「五方よし」の会社を2026年までに20社創り、100億円企業を目指す”としています。
「守るところ」と「育てるところ」を明確に分け、グループで取り組んできた結果、現在多数の事業数を抱えるまでに成長しました。今後も事業が収益を安定的に確保できる仕組みづくりに継続して注力し、それぞれがしっかりと事業の柱となるよう育てていきます。そのためにも、ホールディングス会社が財務・人材・情報などを含む経営戦略をグループ横断的に策定し、各事業会社には「五方よし」を実現する事業運営の効率化や新しい事業の創出、シナジーの最大化に取り組んでもらいます。これによって、グループ全体のパワーの最大化を目指していきます。

グローバルな視点で社会と企業の持続可能性を模索したい

新ビジョンの達成に向けて、まず当面取り組むべきは、今ある事業の基盤を強化し、軌道に乗せることです。それができれば、近い将来にはグループ連結売上高は50億円に達するはずです。それと同時に、それらの取り組んでいる事業の中から法人化も視野に入れています。
そして、次世代を担う人材には、事業基盤の強化と共に、社会からの要請や、弊社グループの事業とのシナジー効果などに鑑み、タイミングを見計らって新たな事業を創出していくことが求められます。
そのためにも、人材育成は今後も最重要テーマであり続けると言えます。現在は「個人の成長」や「働きがい」をテーマにした研修を実施し、「会社の成長」と「個人の成長・働きがい」のベクトルの一本化を図っておりますが、研修などを通じてグループ内のコミュニケーションを活性化し、風通しの良い企業グループの風土を醸成することは、今後、事業会社がさらに増えた際にシナジー効果を発揮するための下地づくりでもあります。
もう一つ、中長期で考えた場合に欠かせないのがASEAN地域の動向です。市民社会、産業、法制度など、さまざまなインフラの整備が進みつつあり、遠からず日本と同等レベルのサービスが求められるようになるでしょう。そのときに、我々が持っているノウハウや事業リソースを海外ビジネスにどう活用すべきかを、考える時期に来ています。現在の事業ではすでに、カンボジア、ミャンマー、タイ、フィリピン、マレーシア等の海外市場に進出しています。今後は、これら現地とのネットワークを生かしながら、海外パートナーと一緒になって社会と企業の持続可能性を模索した取り組みをグローバルレベルで進めていきたいと考えています。